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中等部1年「高崎みらいプロジェクト」探究WSを実施

 9月9日(水)から11日(金)までの3日間、中等部1年生を対象に、一般社団法人国際エデュテイメント協会のスタッフ4名を講師としてお招きし、探究ワークショップ「高崎みらいプロジェクト」を実施しました。今回のワークショップでは、身近な地域である高崎市に目を向け、そこにある「困りごと」や課題を自分たちで発見し、その解決策を考え、最後にはプレゼンテーションとして提案するところまで、一連の探究活動を体験しました。

 1日目は、チームづくりからスタート。チーム名やビジョン、個人目標を決めた後、「地域の課題の見つけ方」や「インタビューのコツ」を学びました。
その後、友達や先生へのインタビューなどを通して、実際の声を集めながら、「高崎市にはどんな困りごとがあるのだろう」と考えました。最後には、チームで解決したい「不」を一つに絞り込み、自分たちが取り組む課題を決定しました。

 2日目は、前日に見つけた課題をさらに掘り下げ、「なぜ困っているのか」という原因を考えました。そして、ブレインストーミングでさまざまな解決アイデアを出し合い、その中から実現したいアイデアを絞り込んでいきました。
さらに、「誰が」「どうやって」幸せになるのかを考えながら解決策を具体化し、発表用のスライドと原稿を作成しました。

 最終日の3日目は、いよいよプレゼンテーションです。
 まずはクラス内でリハーサルを行い、互いにアドバイスをし合いました。その後、「伝わる話し方・伝え方」について学び、メンターや教員からのアドバイスも受けながら、自分たちの発表を最後までブラッシュアップしました。
そして午後、「高崎みらいプレゼンテーション」の最終発表会を実施。各チームが3~4分のピッチに臨みました。発表は大いに盛り上がり、中には、自分たちの提案をより実現可能で説得力のあるものにするために、なんと自分たちでアプリまで開発したグループもありました。「こうしたらもっとよくなるのではないか」というアイデアを、単なる思いつきで終わらせず、実際に形にしてみる。その姿には、この3日間で生徒たちが大きく一歩踏み出したことが表れていました。

 今回の活動は、普段とは異なるメンバー、ホームルーム以外のクラスの仲間とのグループワークから始まりました。そのため、初めのうちはなかなか意見を出せなかったり、少し遠慮したりする姿も見られました。しかし、3日間を共に活動する中で、次第にそうした遠慮もなくなり、互いの意見をしっかりと伝え合い、考えを深めていく姿が見られるようになりました。今回のワークショップでは、この探究活動の一連のプロセスを、生徒たちが実際に体験することができました。
 中学1年生の段階で、まずは「探究とはこういうものだ」という一通りの型を経験しておくことには、大きな意味があります。今回の経験が、これからの学校での探究活動において、自分たちが目指す学びの姿を思い描くための土台になっていくことを期待しています。「高そうに見えるハードルでも、助け合う仲間と、適切に導いてくれる人がいれば、飛び越えることができる。」
 そんなことを、生徒たち自身が私たちに見せてくれた3日間でした。今回のワークショップを単発の「体験」で終わらせず、これからの学びにつながる一つの経験として、生徒たちの中に残っていくことを願っています。

(C) 2017 The Second High School, Tokyo University of Agriculture.